パンを発酵させてしっかり膨らませるのに大事な酵母。まずは近所のスーパーに並んでいるドライイーストなるものを使っていましたが、最近ちょっと色気づいちゃって。
東北の世界自然遺産の地で生まれたという酵母に手を出してみました。膨らみ方が違うらしいのですが…どんなもんでしょうか。
普段使っているドライイーストとの違いを知るために、いつも通りのレシピでレーズンパンを作りました。
粉物とぬるま湯を合わせて、酵母を投入して混ぜ合わせた瞬間から、なんと、とんでもなく、なめらか!!
しかも、ツヤが違う。酵母がイキイキとしすぎていてテロッテロ、トロットロの生地。伸びやか。グルテン成長しすぎ!
いつもと違うので慌てふためいて、粉をちょい足し。
うちのオーブンは37℃の発酵しか設定できないのですが、それだとどうも熱すぎるみたい。室温放置でフクフクに膨らんでいくんですよぉ〜。酵母によって適温もそれぞれなんだろうなぁ。ふむふむ。
もちろん、酵母は真空パックからの開けたてで新鮮ってこともあると思いますが……、いや、世界自然遺産の地でパワーたっぷり育ったイースト菌だからこそ、やはりパワフルなんだと思い込みたい!笑
でも、もう少し伸び伸びとグルテンさんに自由を与えても良かったかなぁ。いつもと同じように作ろうという意識が強すぎて、生き物としての本来のポテンシャルを私が奪い取ってしまったかもしれません。本当はもっと膨らんでいたかもしれないし、もっと発酵時間短く済んだかもしれないのに…。
見た目はいつもよりふっくらしたかな。食感はかなりの変化。外はパリッでもサクッでもないけれど、少しハリのある感じがあって、中はしっとりフワッとしていました。
小麦の香りってこれかしら…と思わせてくれるほのかな香りとともに、まろやかさ引き立つおいしさがありました。やっぱり酵母の違いは大きいかな〜。
なるほど、皆様が材料にこだわるようになるのは納得です。
思い込みたっぷりのパンづくりですので、勘違いや間違いだらけなんだろうな。私はまだ気づいていないけれど…笑
それでもパンは美味しく作れちゃうのが嬉しいです!