『さまよえ記憶』備忘録

知り合いがオススメしていたので鑑賞。池袋シネマ・ロサで、最終日に間に合った。24分の短編。

ポスター撮り忘れたので、webサイトをスクショ…

「さまよえ記憶」は野口雄大監督の自主制作映画。野口監督はNHK大河ドラマ「どうする家康」の演出もなさっているんですね。

監督の実体験に基づいていたんですね…。クラファンで資金集めて…4日間で撮影…え、体重10kgも減ったんですか!?

短編だったから、事前情報なしで。あれこれ先を読んだり現実とリンクさせてしまうより、映画の世界に没頭したかったから。

でも、ストーリーがくっきりハッキリしながらもゆるやかな時間が流れているから、本当に24分で終わるのか、変なところにハラハラしながら観てしまった。

決してイヤな長さではないんだけれど、もっと長い時間座って観ていたような不思議な気分になった。

私、記憶をあまり信じていない。自分の中にある記憶は、自分の好きなように変えている気がするから。怒りたい時は怒れるように、悲しみたい時は悲しめるように、幸せに浸りたいときはより幸せを感じられるように。

その時の感情や心情よりも、後々、写真や動画を見て再度思い出した記憶が上書きされていること多いし。

思い出したくても思い出せないことも多いし。だから、断片的な記憶を、笑顔になれる記憶だけをどうしても残したくなる…

質に入れたのかな、私の記憶も…

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