映画「リアル・ペイン〜心の旅〜」
監督・脚本・製作・主演 ジェシー・アイゼンバーグ
穏やか。旅の前後のあの感覚もよぉく分かるし。あぁ、でも、途中はイライラもハラハラもした…。なるほど、ゴールデングローブ賞、映画部門・助演男優賞のキーラン・カルキンの演技にやられてしまったと言うことね。
日常からの延長の旅でまさかアウシュビッツも訪れることができるとは…。一度は訪れたい場所のひとつ。まさかの、ちょっとした心構えもできた。ポーランドの旅をするなら心に刻んでおきたい台詞の数々。
そうか。ジェシー・アイゼンバーグの実際のポーランド旅行がきっかけになっているのか…。アウシュビッツとのつながりも…。素敵な景色を旅行気分で堪能し、ポーランド出身の作曲家ショパンの曲の数々に聴き惚れる。
リアルペイン。どこまでどんな痛みなのかと、ちょっと覚悟して映画館に行ったけれど、人の痛みはやはり想像を遥かに超えるもの。人それぞれに抱えているものが違う。共感してもいいし、スルーしてもいいし、語り合ってもいいし…すべてそれでいい。
人間はとってもちっぽけな存在。でも、けっして無碍になんてできない存在。誰にも脅かすことはできない。傷つけないで、傷つかないで…
観に行けてよかった。
ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッド（ジェシー・アイゼンバーグ）とベンジー（キーラン・カルキン）は、亡くなった最愛の祖母の遺言で、ポーランドでのツアー旅行に参加する。従兄弟同士でありながら正反対の性格な二人は、時に騒動を起こしながらも、ツアーに参加したユニークな人々との交流、そして祖母に縁あるポーランドの地を巡る中で、40代を迎えた彼ら自身の“生きるシンドさ”に向き合う力を得ていく。公式サイトより
映画「リアル・ペイン〜心の旅〜」
