映画『侍タイムスリッパー』
いやぁ、殺陣、よかった。すごかったです。素敵だった。素敵でした。役者さんたち、素晴らしい…
すり足基本。刀の重さを感じられるように、切先はピタッととめる、無駄は動きはもってのほか、肩で息をせず、まばたきをしないで、切るか切られるかの真剣勝負。日々鍛錬。たたずまいも眼力も…かっこいい。
お寺のおとうちゃんとおかあちゃん。あぁ、もう、いい人たち〜〜〜!
やば〜い! めっちゃ笑った! えー、みんな声出してないじゃーん! えー? 笑ってないの? うっそーーー!? 笑いのツボがみんなと違いすぎる!?
後ろの席でよかったー。これ、真ん中に座っていたら、もう肩の震えを止めるのに必死になりすぎて、身をかがめて小さくなって見なきゃいけなかったよ。
んで、めっちゃ泣いた。久々にハンカチ何度も出して泣いた。みんな…泣いてないじゃん! なんで???
ふぅ〜っ。「なんとなくのチャンバラになってしまったな」と昔ジイちゃんたちが嘆いていたけど。本当に面白いものを観させていただきました。
本物を知らないけれど、本物を見せていただいたような気持ちになれて…しかも笑って泣いて…あー楽しかった〜!
東映京都撮影所、バンザイッ!
幕末の侍があろうことか時代劇撮影所にタイムスリップ、
「斬られ役」として第二の人生に奮闘する姿を描く。
コメディでありながら人間ドラマ、
そして手に汗握るチャンバラ活劇でもある。
「自主映画で時代劇を撮る」と言う無謀。
コロナ下、資金集めもままならず諦めかけた監督に、
「脚本がオモロいから、なんとかしてやりたい」
と救いの手を差し伸べたのは他ならぬ東映京都撮影所だった。
『侍タイムスリッパー』公式サイトより