ナガエツルノゲイトウ駆除へ

兵庫県は淡路島のため池でナガエツルノゲイトウが大繁殖し、農家の皆さんが困り果てていらっしゃるというのでゴゴスマ中継リポートに行ってまいりました。

特定外来生物に指定されていて「地球上最悪の侵略的植物」とまで言われています。その繁殖力たるや凄まじいものがあり、取材に伺った利水組合の岡本賢三さんによると「専門家が言うには、たった2ミリの茎や根でも繁殖する能力があるとのことで困り果てています」とのこと。

取材の後には靴や車を水洗いし、ナガエツルノゲイトウの痕跡を残すことなく帰路についたほどです。

現在は、高齢の利水組合の皆様とボランティア団体による除去作業が行われているとのことですが、1500㎡のため池のうち100㎡ほどしか処理できていないとおっしゃいます。

自分たちだけでやるには人手も費用もかかるので、行政の力も欲しいところですが、それはこれからということになるのでしょうか。

ため池にとどまらず、草刈りなどをしたときにナガエツルノゲイトウの切れ端が農地に飛び散り、そこで繁殖し始めているのです。気づかぬうちに広がる田畑にまで飛び散っていたら、この先の田植えにも大きな影響を及ぼします。稲の成長とともにナガエツルノゲイトウも大きくなり、どちらが勝つかと言えば、残念ながらナガエツルノゲイトウ…。死活問題です。

一年弱ですっかりため池を覆うまでに繁殖した憎き植物を根絶するには、さまざまな協力が早急に求められます。

決して美しい水草に覆われているわけではない深刻な問題にさらされていました。

「本来なら楽しく淡路島ソーラーファームの取材に来てもらいたかったよ」とおっしゃる岡本さん夫妻。なるほど、日差したっぷりの瀬戸内海だからこそ、降り注ぐ太陽光を最大限に活用なさっているのですね。たしかに、この日も暑かった…。スタッフ皆、一日中外にいて取材したのでバッチリ日焼けいたしました。

それにしても外来種問題はいろいろと厄介です…

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