映画『金髪』を観た。「これは金髪の話ではない」と言われても、金髪の話のほかに何があるんだろう!? あなたの話!? …ふむふむ。
あ~、中学生の頃、同じようなことがあったなぁ。生徒発ではなかったような気はするけれど。あ~、政治がこんなところにも…なるほど、あるのかもね~。

「イタいおとな」が「マトモな大人」へと成長!? ふぅ~、我が身を振り返る。いつの頃からだろうか、「若者」を意識し始めたのは。先輩方に囲まれれば、自分が一番年下だから、若者であろうとしてしまう。先輩方よりも、動かなきゃいけないし、いわゆる流行りのモノを知っていなきゃいけないし、説明しなきゃいけないし。でも、もっともっと若い皆さんは、もっともっと違う世界のモノに魅了されているわけで…。かたやそちらの世界はどんどん遠ざかる。興味持ちたいけれど、興味持つことすら許されないかもしれないと思う…。遠慮しがち。マトモな大人ってなんだろう…。困る。
オフィシャルサイトによると“⽇本独特のおかしな校則、教師のブラックな職場環境、暴⾛するSNS やネット報道という現代社会の問題を題材に、⼤⼈になり切れない教師が⽣徒たちに振り回されながらも成⻑していく様を描いた”とのこと。
それなりに激しい内容のはずなのに、とても穏やかそうに淡々と進んでいくテンポが心地よくて、片方の口角がやたらと上がる。そして、我が身を振り返って、困る…笑
そんな不思議な映画。金髪、いいな。あ~、おもしろかった!
映画『金髪』 第38回東京国際映画祭 観客賞受賞
出演:岩田剛典 白鳥玉季 門脇麦 山田真歩 田村健太郎 内田慈
監督・脚本:坂下雄一郎 音楽:世武裕子



