兵庫県丹波篠山(たんばささやま)市の中心部から西に車で20分。標高234mに位置する安泰山大國寺さんにお邪魔しました。
丹波篠山の紅葉の名所として名高い大国寺には、樹齢200年のオオモミジが見ごろを迎えています。天空を覆うほどの紅葉ドームにすっぽりと包まれ、心が満ちる…
オオモミジが紅葉の盛りを告げるかのように、これから色づき始めるのが周りのモミジ。そして、足元にはイチョウの葉の黄色い絨毯…
大國寺の境内では、室町時代の画僧、雪舟の小僧時代の一幕を語る石像が迎えてくれます。その肩にはネズミが!
実は、絵ばかり描いていて怒られた雪舟くん。仏堂に縛りつけられ反省を促されて泣きはしたものの、涙を足の指につけネズミを描くほど絵が好き。そのネズミがあまりにも上手だったので、和尚さんたちから絵を描くことを認められたとか。
奥の本堂には、ご本尊の薬師如来像などが祀ってあります。そして、境内には一面八臂の弁財天さんもいらっしゃり、大國寺の住職さんがお顔を合わせていきなさいと仰ってくださいましたので、お参りしてきました!
ゴゴスマ&八臂ポーズでご祈願!!
8つの腕に刀、宝珠、弓、宝輪、鍵、宝棒、コ、箭を持ち知恵を授け、弁舌を鮮やかにさせ、うっかり文句や意味を忘れるようなことがあっても思い出させるとな! 思い出させて〜〜〜!!
今月いっぱいは、車で20分圏内の文保寺(ぶんぽうじ)や高蔵寺(こうぞうじ)とともに「丹波篠山 もみじ三山」を開催中です。紅葉めぐりと共に、3寺を巡って、御朱印を授かるのも素敵ですね!