7年に1度という長野・善光寺前立本尊まえだちほんぞん御開帳にお参りすることができましたー!
祖母が神社仏閣めぐりが好きで、私が幼い頃には奈良や京都などによく連れて行ってもらいました。きっと善光寺も何度も行ったことがあるんだろうなぁ。
私は今回が初めて。ちっちゃい頃に行っていたなら……覚えていないってことですが。
いやぁ、広いですね〜! ものすごく街中にあるんですね〜! とっても気持ちいいところですね〜!
仁王門の阿形あぎょう像と吽形うんぎょう像の迫力に圧倒されました。支えなしで立つその逞しい足を魅せつける仁王さん。
なめらかで美しく、また肉肉しく、惚れ惚れとする力強さがありました。こりゃあ善光寺が仏敵から守られてるのが分かるわ〜!
「蕎麦とおやきは食べたほうがいい」と、受付のお姉様がおっしゃっていたので、まあそれもそうだと仲見世では食を楽しみました。
喉越しが良すぎる、コシのある二八そば。清らかさが感じられる美味しいお蕎麦。
野沢菜おやきは人生で3回目でしたが、これぞきっと本物!! 皮のモチモチ感が少なくて、薄いのに存在感があって、野沢菜のシャキッとした歯ざわりと丁寧な味つけに感服。おやきが好きになりました。
山門に昇ると、長野市が一望。穏やかな心地よい時間です……
この山門の中には、智慧の仏様の文殊菩薩騎獅像や四天王像、そして四国八十八ヶ所霊場ゆかりの仏像なども安置されていました。信州にいながら四国の霊場巡りができたことも素敵なご縁でした。
本堂の中から見守ってくださっていたのは、善光寺の本尊である一光三尊いっこうさんぞん阿弥陀如来像でした。中央に阿弥陀如来様、向かって右側に観音菩薩様、左側に勢至菩薩様がいらっしゃいました。
欄間には二十五の菩薩像が描かれていて、どうやら極楽からお迎えに来てくださる皆様だとのこと。
そして、流れるようにお戒壇かいだん巡りをいたしました。真っ暗闇の中を進むのですが。日光たっぷりの外から薄暗い本堂に入っただけでも瞳の明るさ調整に苦労する私。さらなる暗闇にいざなわれて、本当に暗くて怖くて気が動転してしまいました。
皆様方の目的の一つ「極楽の錠前」を探しあてることができず、触れないままにこの世に舞い戻ってしまいました……! うーん、これからの人生をあらためて見つめ直すとしよう 笑
本堂前の高さ33尺、およそ10mの回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じ功徳があるとされています。巻かれている白い布は五色の糸へと変わり、金色の糸となって前立本尊の右手の中指につながっています。
ありがたや、ありがたや。
それにしても、道中の寒いことと言ったら! 軽井沢あたりが避暑地だということを再認識。見える山頂はしっかり分厚く真っ白に冠雪。
日中は東京も長野も20℃を超える陽気になるという恵まれた天気でしたが、標高の高いところはやっぱり寒い。バイクだから、滝行ならぬ風行をさせていただいたということで……。
なによりも無事に行って帰ってくることができたことに感謝です。
「みんなの名前、伝えてきたからね〜!」