手話イベント3連続(備忘録)

まずは、講演会「日本とヨルダン文化の違い」に行く。講師は、ヨルダン出身のろう者アラー エルフスニさん。ウェブデザイナーとして東京在勤。母語はアラビア語。英語もご堪能。日本に来たのは5年半前くらいだとか。

国際的に手話が言語として定義されたのは、2006年12月13日、国連総会で採択された「障害者の権利に関する条約」で、発行は2008年。日本では遅れること3年の2011年8月5日の「改正障害者基本法」で手話が言語として認められました。ちなみに、毎年9月23日は国連の「手話言語の国際デー」となりました。これは、1951年9月23日に、世界ろう連盟が設立された日に由来。2017年12月の国連総会で「手話が言語であることの認知向上とろう者の権利保障を目的」として制定されました。

そんな手話言語は8,000~10,000語といわれる中、英語が60万語、日本語が50万語、そしてヨルダンの公用語アラビア語は1200万語あるって……! え!? アラビア語が全く分からないから、イメージがわかないけれど。どうやらコーランの中に、膨大な言葉が出てくるらしいです。なるほど。

たっぷり1時間半の講演会の中で、印象深かったのは!? ヨルダンの人々は、初めて会った人をもすぐにお家に招待する文化らしい。招かれたお家では、靴を脱ぐ。出された料理はどんなにお腹いっぱいでも食べ切る! コーヒー(紅茶)が出てきたら会食終了の合図。帰るときは、サッサと帰るのではなく、玄関までおしゃべり。家の門までおしゃべり。途中まで歩いておしゃべり…と、とにかく名残り惜しむことが大事らしい! あったか〜いね。

羊肉、スパイスが愛され、特にタマル(デーツ、ナツメヤシ)が重宝されているらしい。種類がとにかく豊富で、硬いもの、柔らかいもの、甘いもの、そうではないもの…。美容にいいそうな! ふむふむ。料理もデザートも全部がおいしそう。

ちなみに、ヨルダンでも、やはり手話が禁止されていた過去があるとのこと。でも、やっぱり大切なものだから、ろう教育の環境を整えるべく活動が続けられているそうです。

そこで、次の講演会「東京都のろう教育を考えるフォーラム~手話施策推進法とろう教育~」にも顔を出す。講師は堀米泰晴さん。現在は群馬県聴覚障害者コミュニケーションプラザにご勤務。

「手話に関する施策の推進に関する法律(手話施策推進法)」は2025年6月18日に成立し、6月25日に公布・施行。特徴としては、手話というのは言語であり、使用する人にとって意思疎通のための手段であり、国や地方公共団体は、きこえない・きこえにくい子どもの手話言語の習得や教育、手話文化の保存、継承、発展、国民理解や関心を増進していくために取り組むことなどが挙げられます。

ここでもう一つ、「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」との違いも。こちらは2022年5月に施行。障害者が、障害のない人と同等に情報を取得・利用し、円滑な意思疎通ができる環境を整備するための法律です。障害の特性に応じた手段の確保や地域間格差の解消、デジタル技術の活用などをすすめていくものです。こちらは、コミュニケーションや情報におけるバリアを抱えている障害者が対象となるのに対し、「手話施策推進法」は手話言語を使用するすべての人を対象にしているとのこと。ふむふむ。

とはいえ現状は、ろう児の手話言語学習はどうやら満足のいくものではないらしい。教えられる教員も少なければ、学習指導要領も改訂を重ねる余地がありすぎるとのこと。地域によっても家庭によっても学校それぞれによっても差がありすぎる問題…。それは、聴者の学校でも同じような状況なのかもしれないが。

手話施策推進法が施行されたからすぐに社会が大きく変わるわけではないからこそ、国や地方公共団体などに対して、法律に基づく施策の実施をとにかく働きかけることが重要とのこと。ふむふむ。なんのために? それは、きこえる人もきこえない人も共に生きることができる社会、誰一人取り残さない社会の実現のために。

加えて、トークディスカッション「手話施策推進法制定でろう教育はどう変わるのか?」には、野崎誠さんもパネラーとして登場。NPO法人しゅわえもん代表。最後に「本物の手話」の説明をなさる野崎さんに、理解の追い付かない私は再度質問をさせていただき、ようやく98%納得することができました。大きな2%の欠落。実感を伴うにはまだまだ経験が足りないけれど。「手話は単語の羅列ではない」「手話はツールではない」「単語を重ねるだけで伝わるものではない」「NMM、CL、ロールシフト、ポインティングなど…」「手話の文法を大切に」「み~んな違うけれど、み~んな同じ」など、備忘録として。

ふぅ~。そしてラストは、初の「ねりたままつり」に行ってきました。有名ですぐに売り切れるという「東京ろう重複者とあゆむ会」のチョコレートケーキを購入。「買えてよかったねぇ~」と先輩方にお褒めの言葉までいただくほど。甘くておいしいチョコケーキが体にしみわたりました。たしかに、これは売り切れるわ。さらに、どくだみローションは、我が家でもちょっとアレンジしていつも作っているので、偵察がてら購入~。さらっとしているのに、ちゃんとうるおいキープ。専門家の監修のもと計算されているからこそのバランス。目分量じゃ、やはりダメよね…

イベントのはしごはもっと疲れるかと思ったけれど、楽しすぎてアドレナリンが放出。でも、これで夜更かしすると、長続きしないのは自分がよぉく知っている。復習はほどほどにして、また明日からがんばろう!

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