伝え続ける あの日の記憶…

今週のウィークリー千葉県の特集は「伝え続ける あの日の記憶」と題してお送りします。

東日本大震災から13年…、元日には能登半島地震がありました。甚大な被害を受けた震災の記憶は後世へ伝えていかなければいけません。そして、防災に関する意識や知識の向上も大事。企業などの安全対策もいろいろと行なわれてきました。

3.11。あの日、東京湾に面した製油所では、ガスタンクが爆発し火災が発生。その時、直ちに駆け付けたのが市原市消防局でした。当時、現場で活動にあたった方にお話を伺いました。

火災の鎮火に11日ほどかかりましたが、これには理由がありました。最優先すべきは、火災をコントロール下に置くこと。燃焼している火を即座に消してしまうと、可燃性ガスが周囲に拡散して再び着火する危険性があるのです。被害は拡大し、活動している隊員も危険にさらされる…

この火災などを教訓に、企業では安全操業に向けて「人および教育」「ルール・仕組み」「経営資源」など様々な変革が行なわれてきました。

いざという時にヘルメットも大事!

そして市原市消防局には、東日本大震災の教訓を踏まえて、エネルギー産業基盤災害即応部隊、通称「ドラゴンハイパーコマンドユニット」が発足。現在、全国に12部隊が配備されています。

さらに、実戦配備型の消防ロボットシステム、通称「スクラムフォース」が配備。飛行型偵察監視ロボット「スカイ・アイ」、走行型偵察監視ロボット「ランド・アイ」、ホース延長ロボット「タフ・リーラー」、放水砲ロボット「ウォーターキャノン」という心強い部隊が日々訓練を行っています。

私たちも、もしもの時に備えて、備えを万全にしておきましょう! 家具の固定、食料品や日用品の備蓄、簡易トイレの用意など…

◆県からのお知らせ

・災害時の帰宅について/多くの人が一斉に徒歩で帰り始めると、思わぬ事故に巻き込まれる恐れがあるので、むやみに帰宅せず、職場や学校など安全な場所にとどまることも必要です

・日頃からの準備について/家族と安否確認の方法や集合場所について話し合い、家庭や職場などに水や食料品、携帯ラジオなど必要なものを用意しておきましょう

◆千葉県の主な出来事

新しいご当地グルメ「『黒アヒージョ』料理コンテスト2024」の授賞式。県産食材の魅力を知ってもらおうと行なわれていて、今年は41作品の応募がありました

◆なのはな便

「椿海」の干拓事業完了から350年。節目を迎えたことを記念した特別展が大原幽学記念館で6/16まで開催されています

椿海は、九十九里平野の北部、現在の旭市を中心に匝瑳市、東庄町に広がり、江戸時代の初期まで存在していた湖のことですよ!

チバテレ「ウィークリー千葉県」毎週土曜夜10:00〜

→ 千葉県ホームページ内の「ちばコレchannel」でも配信しています。ぜひご覧下さい!

タイトルとURLをコピーしました