デフリンピックスクエアに行く!

デフリンピックスクエアは、大会運営本部や輸送のハブ、メディアセンター、練習会場など選手のための大会運営拠点としての機能があり、それだけでなく、子どもから大人まで誰もが楽しめる開かれたスペース。

渋谷区内の国立オリンピック記念青少年総合センターにあって、11/26(水)まで。

ここでは、デフリレーの体験ができる。ヘッドホンで聴覚をなくした状態にしてスタート。聞こえない・聞こえにくいアスリートのバトン練習として、まず、バトンを次の走者の肩にトンと置いてから、スッとさげて手のひらにのせる。

もちろん慣れてくると、後ろの走者を目で確認したのち、感覚でバトンが渡されるタイミングは把握できるようになるけれど。足音も聞こえない中で感覚を研ぎ澄ます。

難聴VR体験では、まったく聞こえない・ほんの少し聞こえる・よく聞こえるの三種類のシチュエーションを体験。レストランだったり、車が自分の横を走り去る場面、学校の教室での授業風景や休憩時間、家庭での食事のシーンなど。ボワ~ッとしたくぐもった音の中に、さらにボワ~ッとした仲間の声がとぎれとぎれに音として認識される。何を話しているのかわからない。笑顔なのは分かるけれど、内容は把握できない。…あれ、この人、知ってる。突然の知り合いの出演に驚きつつ、嬉しがりつつ!

トヨタのシーウォークも体験。安定感ばっちり。操作しやすい。小回りきくし、バックもできて、6㎞/hまで出る。

デフスポーツハウスでは、デフリンピックの歴史なども学べる。チーバくんもいた! 

11/15に開幕した東京2025デフリンピックは11/26(水)まで。あぁ、まもなく終わるかと思うと、寂しい。普段は手話で話をしている皆さんを見かける機会が少ないけれど、大会会場周辺では日本人も外国人も多くの皆さんが手話で語っている。

声を出してお喋りしながら手話をする人。手話だけで語り合う人。手話は、日本語や英語、フランス語と同じ言語だから。多言語が飛び交う中に、手話言語も当然ある世界。バイリンガル目指して頑張ろうっ

タイトルとURLをコピーしました