『ダイアログ・イン・サイレンス』は、音のない世界で、言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテイメント。ヘッドセットを装着して音を遮断した状態で体験するイベント。部屋をひとつひとつ移動しながら、実質的な言葉を、音を使わない世界を漂う。静寂な時間がただ過ぎるのかと思ったら、そうではない。

聞こえていても聞こえなくても、顔の表情やアイコンタクト、ボディーランゲージなどを使って、お互いにコミュニケーションをとることはとても大事なことだし。きっと、いつも自然にそうしているはず。
だから、私の中では、ずっと賑やかだった。音にしない言葉がずっと頭を駆けめぐっていた。楽しかった。
アテンドのバンダナさんと、橋渡し役の純じゅんさんとの出会いにも感謝。賑やかな時間も穏やかな時間も一緒に過ごさせていただきました。

音があるないに関わらず、人が人と関わって生きていくには、何かしらの対話が必要。知りたいという気持ち、伝えたいという想いを大切にしていくことは、やっぱり基本。それが根本にあるから、手段を考えようともがく。諦めずに。
今回ご一緒したパートナーさんは、とっても優しくて根気強くて粘り強くて、ダメな私に寄り添ってくださる方だった。本当に有難うございます。
このイベントは、1998年にドイツで開催され、フランス、イスラエル、メキシコ、トルコ、中国、もちろん日本でも開催されている。
気軽に、一度は誰もが体験したほうがいい世界。幼稚園や小学校でまずは体験したほうがいい。世の中にはいろんな世界がある。