年末、皆さま大忙しですか?

今年の一字をず~っと考えているのですが、これという字がまだ思い浮かびません。清水寺で書かれたのは「災」という字。たしかに災害は多かったし、当事者やご家族、お友達、お知り合いの方は特に心を痛められたことと思います。災い転じて福となす…そんな思いも込められてのこの一字とはいえ、少々、気持ちが沈んでしまいます。言葉に込められている「気」というものは世の中をも動かすほどに重要ではないかと思います。もちろん受け取り方によって次なる方向性は全く別のものになるのは間違いないのですが。すべてが良い方向に向かえばいいなぁとつくづく思うのでした。

さて、そんな中で、希望を見出せそうな今年の我が漢字。今年のというよりは、もしかしたら、平成というこの30年間をも表す字になりそうな気も致しますが。いや、30年は言い過ぎですね…。

「平」かな。いろんなことをさせていただき、さまざまな感動があり、成長したり前へすすめたり、ありがたい時間をたくさん過ごさせていただきました。その中で学んだことは、「過ぎない」こと。喜び過ぎない、怒り過ぎない、想い過ぎない、悲しみすぎない、恐れ過ぎない…。つねに平常心とでもいうのでしょうか。穏やかな心持ちでいることの大切さを学びました。平というと、なんだか何も起きていないようなフラットな状態という、進歩のない状態も想像させるので、そういう意味ではちょっとニュアンスが違うのですが。

ただ、私がよく使う言葉に「抜け出せないイバラの道にとどまっているように思えても、それは螺旋階段をのぼっているようなもの。あなたのまわりでは様々な変化が起きている。そのなかで知らず知らずのうちに影響をうけているのだから、全く進んでいないことはない。同じようなところにいると思っていても振り返れば、かなり高いところまで昇っているはずよ」と。まさに、そういう感じ。真っ平な道を歩んでいたと思っても、きのうよりは必ず何かを得て一段高いところに向上している。それを信じてこれからも歩みましょう。

ということは…、「穏」という字が今の気持ちにはふさわしいかな。穏やかな気持ちでいさせていただける今の全てに過去のすべてに、ありがとうを伝えたいと思います。